お知らせ

パンデミック後の私たちがとるべき道とは

勝谷太治(かつやたいじ)  

2020年9月15日

司教 勝谷 太治

新型コロナウイルス感染症との戦いは、長期にわたる様相を帯びています。その中にあって、私たちの教会もミサや集会が制限されています。共同体としての互いの交わりを自粛する状況は今後もしばらく続けなければならないでしょう。これは、札幌教区や日本の教会に限らず、世界の教会が直面している問題です。先日、教皇様は「世界宣教の日」のメッセージを出されました。https://www.cbcj.catholic.jp/2020/0...

その中で、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミックがもたらす苦しみやさまざまな課題が著しい今年、私たちは思いもよらない激しい突風に不意を突かれ、わたしたちは自分たちが同じ舟に乗っていることに気づかされたと語っておられます。皆弱く、先が見えずにいても、だれもが大切で必要な存在なのだ。皆でともに舟を漕ぐよう求められていて、だれもが互いに慰め合わなければならないのだ。わたしたちは心底おびえ、途方に暮れ、不安にさいなまれ、痛みと死により、人間のもろさを痛感していると同時に、だれもが生きたい、悪から解放されたいという強い思いを抱いていること。そして、こうした状況においては、宣教への呼びかけと、神と隣人への愛のために自分の殻から出るようにとの招きは、分かち合い、奉仕し、執り成す機会として示されること。そして、神から各自に託された使命は、おびえて閉じこもる者から、自分を差し出すことによって自分を取り戻し、新たにされる者へとわたしたちを変えることだと言われます。

さらに教皇様は、おっしゃいます、『このパンデミックのときに神が何を語っておられるかを理解することもまた、教会の宣教に課せられた挑戦です。病、苦しみ、恐れ、孤立が、わたしたちに挑んでいます。看取られずに亡くなった人、独りで置き去りにされた人、仕事も収入も失った人、家や食べ物のない人、そうした人々の窮状がわたしたちを問いただします。ソーシャルディスタンスや在宅が要請される中で、わたしたちは社会的なかかわりだけでなく、共同体としての神とのかかわりも必要としていることを再認識するよう招かれています。こうした事態によって促されるのは、不信感や無関心を増幅することなどではなく、他者とのかかわり方にこれまで以上に心を配ることであるべきです。また、祈り──その中で神はわたしたちの心に触れ、働きかけておられます──を通して、わたしたちの心は、兄弟姉妹が求める愛と尊厳と自由へ、すべての被造物の保護へと開かれます。感謝の祭儀を祝うために教会として集うことができなくなったことで、わたしたちは、主日ごとにミサを行えない多くのキリスト教共同体の境遇に触れることができました。こうした状況の中で、神は再びわたしたちに問いかけておられます。「だれを遣わすべきか」。そして、物惜しみしない確信に満ちたこたえを待っておられます。「わたしがここにおります。わたしを遣わしてください」(イザヤ6・8)。神は、ご自分の愛と、罪と死からの救いと、悪からの解放をあかしするために、世界と諸国民のもとに遣わす人を探し続けておられます。』

教皇様が示してくださったことを心に刻み、「with Corona」の時を私たちは世界の教会と連帯して祈り、心を一つにして立ち向かっていきましょう。最後に教会を通して感染が拡大することをなんとしても阻止するために、もう一度ミサや集会祭儀での注意点を確認し実践することをお願いいたします。

ミサ・集会の祭儀を実施するにあたっての条件

  • 換気を充分に行なう
  • 隣の人との距離を充分に空ける(およそ2メートル)
  • 参加者はマスクを使用する
  • 聖歌を歌うことは避ける。
  • 聖堂や信徒会館の入り口に、手指消毒用のアルコールを設置する
  • 聖堂入り口などに用意された聖水盤は、使用を控える。(聖水ではなく聖水盤に不特定の人が触れる事による接触感染を防止する為)
  • 司祭や臨時の聖体奉仕者は、必ずミサ前に念入りに手を洗う。
  • 司式司祭は飛沫感染を避けるため、チボリウムやパテナをパッラで覆うか、マスクを使用する。(集会祭儀司会者もマスクを使用する)
  • (舌)での聖体拝領はしない
  • ミサの前にチボリウムの中へ信徒用の小さいホスチアを信徒各自が入れることはしない。(ピンセットの使い回しを避ける為)。典礼係など特定の人が奉納の前に概数を入れるようにする。
  • 聖体拝領はホスチアのみにして御血の拝領はとりやめる。
  • 不特定の方々が接触するドアノブなどの消毒をこまめにする。ミサ前、人が座るよう指定されているベンチ等の消毒を行う。
  • 感染者が出た場合にリンクをたどることができるようにしておく。必要に応じて名前と連絡先をその都度記録する。その際、ペンの使いまわしは避ける。

その他

体調不良の場合は、無理をせずに、ミサの参加の自粛をお願いします。具体的には、咳、発熱、呼吸困難ですが、特に、咳や発熱などの風邪症状がある人は当面の間、ミサに来ることをお控え下さい。

なお風邪に類似した症状で体調が優れない場合は、主日のミサに与る義務を免除します。また、高齢者や持病がある方等、ミサに参加することに不安を感じる人の義務も免除します。

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