2022年7月5日
カトリック札幌教区
司教 勝谷太治
札幌教区の皆様
札幌教区では、皆さまのご協力のおかげで、教会関係施設での感染拡大の情報は入っておらず、僅かながら明るい兆しが戻ってまいりました。ワクチン接種が広まる中、重症化率や病床使用率、及び死亡者数も減少し、スポーツ観戦や文化鑑賞なども座席制限は解除されて、通常の活動が戻り始めています。しかし新しい変異株が確認され、再び感染拡大が懸念される状況ですので、緊張感は持たなければなりません。札幌教区としてこの現状を受け止めながらも、主日のミサへの対応をどのようにするかを検討し、次のように対応したいと思います。
1. 聖堂内では換気に配慮し、互いにある程度の距離を保つよう心がけてください。換気ができない場合には、今まで通り十分距離を取って下さい。
2. マスク着用、手指消毒、検温等が徹底されているならば、聖堂の許容人数内で、主任司祭の判断のもとで、参加者数を決定して構いませんが、感染の状況を鑑みて、各小教区で慎重に判断してください。
3. 会衆が一同で聖歌を歌うことは、引き続き差し控えるようお願いします。ただし、聖歌隊等がマスク着用の上、距離を取って少人数で歌うことは構いません。
4. 小声での応唱を始めている小教区が増えてきましたが、大声にならないよう気を付けてください。
5. 高齢の方、特に基礎疾患をお持ちで体調に不安を感じている方は、引き続き主日のミサの義務を免除します。不安な場合は無理をせず、それぞれの場で共同体に心を合わせ、霊的聖体拝領・祈りを行うようにお願いします。
6. 奉納のための献金を回すことは引き続き控えてください。またしばらくの間、聖体拝領を口で受けることは、司祭の手指を介した他者への感染防止のため控えてください。
7. ミサ以外の最低限の勉強会、集会、会議等は人数と換気に気を付けて行って構いません。なお、食事を伴う行事は、今しばらく控えて下さい。
8. ミサ後、聖堂前等での混雑時の会話はより一層気を付けてください。気が緩み、一番感染しやすい状況が見受けられます。