札幌教区の皆様
一昨日お知らせした「新型コロナウイルス感染拡大防止のためのミサ、集会等の自粛について」(通達No.4)問い合わせがありましたので補足して説明いたします。
ミサを実施するに当たっての条件を各小教区の判断に委ねているかのような誤解を与えているようです。ミサ実施の条件は「新型コロナ肺炎感染拡大防止のための措置について」(通達No.3 3月27日付)で、示していますのでそれを前提としてお知らせしました。改めてミサ実施の条件をお知らせします。当面これらの条件を満たせない場合は、引き続きミサを捧げることはできません。
各小教区においては、これらの条件を満たすために、どのように工夫したらミサを実施できるかを検討していただきたいと思います。実施の仕方は、地方と都市部では教会堂やホール等の広さや集まる人数が全く違いますので、通常のミサでも条件を満たす小教区もあるでしょうが、一日3回に分散しても、条件をクリアできない小教区があるかもしれません。そのために隔週や月一度のペースでしかミサに参加できないところもあるかもしれません。このような理由から実施の仕方については一律の指示ができないということをご了承ください。以下にミサ実施の条件を改めて整理して列記します。
ミサ・集会の祭儀を実施するにあたっての条件
- 換気を充分に行う
- 隣の人との距離を充分に空ける(およそ2メートル)
- 参加者はマスクを使用する
- 聖歌を歌うことは避ける
- 聖堂や信徒会館の入り口に、手指消毒用のアルコール等を設置する
- 聖堂入り口などに用意された聖水盤は、使用を控える(聖水ではなく聖水盤に不特定の人が触れる事による接触感染を防止する為)
- 司祭や臨時の聖体奉仕者は、必ずミサ前に念入りに手を洗う
- 司式司祭は飛沫感染を避けるため、チボリウムやパテナをパッラで覆うか、マスクを使用する(集会祭儀司会者もマスクを使用する)
- 口(舌)での聖体拝領はしない
- ミサの前にチボリウムの中へ信徒用の小さいホスチアを信徒各自が入れることはしない。(ピンセットの使い回しを避ける為)。典礼係など特定の人が奉納の前に概数を入れるようにする
- 聖体拝領はホスチアのみにして御血の拝領はとりやめる
- 不特定の方々が接触するドアノブなどの消毒をこまめにする。ミサ前、人が座るよう指定されているベンチ等の消毒を行う
- 感染者が出た場合にリンクをたどることができるようにしておく。必要に応じて名前と連絡先をその都度記録する。その際、ペンの使い回しは避ける
その他
体調不良の場合は、無理をせずに、ミサの参加の自粛をお願いします。具体的には、咳、発熱、呼吸困難ですが、特に、咳や発熱などの風邪症状がある人は当面の間、ミサに来ることをお控え下さい。
なお風邪に類似した症状で体調が優れない場合は、主日のミサに与る義務を免除します。また、高齢者や持病がある方等、ミサに参加することに不安を感じる人の義務も免除します。