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いけにえの祭儀
イエスの死と復活とは、ただ一度限りのものとして行われた完全な救いのいけにえであって、それに欠けている点は何もなく、それに何かを加えたり、それを繰り返したりすることはできない。したがって、ミサが教会の伝統に基づいて「いけにえの祭儀」と呼ばれているのは、それがキリストの一回限りの死と復活のいけにえの儀式的で効果的な再現であるという意味においてである。ミサが繰り返し行われ、キリストの一回限りの奉献が再現されるのは、もちろん、キリストのためではなく、私たちのためである。それは、イエスが自分自身をことごとく神にささげたように、私たちも自分自身を神にささげ。神の意志を心から受け入れ、また同じ食卓にあずかる兄弟たちをも心から受け入れるようにするためである。
追伸
P・ネメシェギ『キリスト教入門』、p.277-278
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