司祭、修道者、信徒の皆さまへ
カトリック札幌司教区
教区長 勝谷 太治 司教
カトリック教会内で起こった未成年者に対する性的虐待に対する取り組みとして、フランシスコ教皇は四旬節中に「性的虐待被害者のための祈りと償いの日」を設定することを望まれました。日本の司教団はメッセージを発表し(2016 年12 月14 日)、毎年、四旬節第二金曜日を「性的虐待被害者のための祈りと償いの日」とすることを決定しました。そして、各教区の司教の呼びかけに従って、「祈りと償いの日」(あるいは前後の日)に合わせて、教会共同体として祈りと償いをささげ、同時に、被害者の痛みを学ぶ機会を作るように指示しました。
本年の四旬節第二金曜日は3月13日になりますが、札幌教区では新型コロナウィルス感染拡大に対応するため、教会に於ける公開ミサ・集会を禁止しております。そのため、各司祭には教会において、別途出された「新型コロナ肺炎感染拡大防止のため通達 第2号」の指針に従って以下の意向でミサを捧げてくださるようお願いいたします。
意向
- 教会の聖職者によって引きこされたハラスメントによる被害者の方々が、その苦痛の声を自由に発し、その傷が癒され、必要な支援の手が、一日も早く差し伸べられますように。
- 種々のハラスメントによって傷つけられている方々が、その痛みと苦しみから解放され、そのために必要な支援を受けることができますように。
また、ミサに参加できない信徒の皆様には、各自、各家庭においてこの意向で祈りを捧げてくださるようお願いいたします。
尚、札幌教区では全信者(司祭、信徒、修道者)の総意を持って以下の「カトリック札幌教区 ハラスメント防止宣言」をいたします。各小教区・修道院での掲示をお願いいたします。

追伸
関連リンク:2019年「聖職者による未成年者への性虐待の対応に関するアンケート」調査報告と課題
https://www.cbcj.catholic.jp/2020/0...