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四旬節の間には、聖ヨセフの祝日があります。
マタイによる福音書には聖ヨセフは「正しい人です」とあります。
キリストと結ばれている人は、聖人を模範とし、キリスト者として生活するように招かれています。つまり、キリスト者は正しい人となるはずです。 どう言う意味でしょうか。正しい生活を送るはずだと言うことですか。罪を犯さないで生活を送ることですか。そうであれば聖ヨセフは超人です。私たちは聖ヨセフとどんな関わりがあるでしょうか。私たちは聖ヨセフの正しさにたどり着くことができないし、単に模範として掲げているだけでは役に立たないですし、絶対意味がないのです。
ヨセフの正しさ、あるいは、ヨセフの義は何でしょうか。
それは、ヨセフの「信仰」です。ヨセフは、マリア様がイエス様を産む前に縁を切ろうと思っていたのです。人間的に見れば当たり前でした。しかし神様のみ言葉を聞いて救いの計画を深く理解したので、イエス様を自分の子として迎え入れようと思ったのです。み言葉でその救いの計画に与り、神様の目でこの神秘を見たのです。旧約聖書のアブラハムは信仰の父と言われています。同じように新約聖書の聖ヨセフは、信仰の父と呼ぶことも出来ます。
四旬節に当たって聖ヨセフに学ぶなら、神様の目ですなわち信仰の目で私たちの世、生活などを見ることは、私たちに与えられた挑戦ではないでしょうか。
「キリストのように考え、キリストのように話し、キリストのように行い、キリストのように愛そう」と歌いますね。
復活まで、良い道を!
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聖ヨセフに学んで…