教皇ミサでの退堂行列

年間第25主日(2021年B年)

佐藤謙一(さとうけんいち) により

2021年9月19日

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※公開ミサ・集会等中止になる担当小教区(手稲・小樽)の皆さんのためにあらかじめ説教の原案を紹介します。
第一朗読:知恵の書(知恵2・12、17-20);彼を不名誉な死に追いやろう
答唱詩編(詩編54・3+4、8+6+9a);荒れ地の乾きはてた土のように、神よ、わたしはあなたを慕う。
第二朗読:使徒ヤコブの手紙(ヤコブ3・16~4・3);義の実は、平和を実現する人たちによって、平和のうちに蒔かれる
福音朗読:マルコによる福音(マルコ9・30-37);人の子は引き渡される。いちばん先になりたい者は、すべての人に仕える者になりなさい

先週の福音の1回目の受難予告では、イエスはすべての人の罪のあがないのために十字架につけられるけれども、イエスに従いたい人は自分を捨てて自分の十字架を背負って歩むよう求められていました。単にイエスの救いの言葉や行いを自分の都合のいいように解釈して安心するのではなく、それぞれに与えられた十字架を生きていくことが求められているのです。その歩みの中でイエスの救いが実現していくわけです。

今日の福音は先週に引き続き2回目の受難予告と呼ばれる場面です。今回はすべての人の後になり、すべての人に仕える者になることこそイエスに従う者の姿勢なのだと言うわけです。だれが一番偉いかとか人より先になりたいとか、そういう世の中の価値観にとらわれていてはいけないのだということです。

使徒ヤコブが言っています。
「願い求めても、与えられないのは、自分の楽しみのために使おうと、間違った動機で願い求めるからです。」
これは誰が一番偉いかと議論していたこの時の弟子たちを言い表しています。わたしたちもそういう面はないでしょうか。自分の欲望が原因で戦いや争いが起こっていないでしょうか。わたしたちが生きて行くのはイエスの生き方です。イエスの名のために小さく力がないような者を受け入れることによって、イエスの生き方を歩んでいけるのです。

さて、日本の教会では9月1日から10月4日を「すべてのいのちを守るための月間」としています。日本カトリック司教協議会会長である高見三明大司教からカテケージスが出されています。A4で11ページにわたるものですのですべてを紹介できませんが3週目の今日もその一部だけを抜粋します。
『C.わたしたち人間と環境の関係
すべてのいのちは愛そのものである神から来ます。実際、愛によって天と地とそこにあるすべてのもの、すなわち天体、あらゆる動植物、特に人間は創造されました。「憎んでおられるのなら、造られなかったはず」(知恵の書11・24)だからです。

神は、「一人の人からすべての民族を造り出して、地上の至るところに住まわせ、季節を決め、彼らの居住地の境界をお決めになりました。」(使徒言行録17・25-26)大地を人間が住み、耕し守る所として備え、太陽の光と水を与えて、すべての生き物を養い、人間には自分のいのちを養うための能力と労働、それによって得る作物、家畜や海の幸を豊かに恵み、生きる喜びを与えてくださいます。神は、いのちを愛し、いのちといのちを支えるすべてのものをいとおしまれます。この神の愛がすべてであり、わたしたちはその愛を知り、信じています。

イエスは、地上での生活を通して、また話の中で、空の鳥、野の草花、種蒔き、麦畑、からし種、ぶどう園、ぶどうの木、山、漁と魚などに愛情をもって自然界に触れられました。

なによりも、神は御子の「血によって平和を打ち立て、天にあるものであれ、地にあるものであれ、万物をただ御子によって、ご自分を和解させられました。」(コロサイ1・20)。そして、すべての被造物も神からの救いを待ち望んでいるのです。「被造物は、神の子たちの現れるのを切に待ち望んでいます。(…)つまり、被造物も、いつか滅びへの隷属から解放されて、神の子供たちの栄光に輝く自由にあずかれるからです。被造物がすべて今日まで、共にうめき、共に産みの苦しみを味わっていることを、わたしたちは知っています。被造物だけでなく、“霊”の初穂をいただいているわたしたちも、神の子とされること、つまり、体の贖われることを、心の中でうめきながら待ち望んでいます。わたしたちは、このような希望によって救われているのです。」(ローマ8・19-24a)』

「すべてのいのちを守るための月間」に寄せて 日本カトリック司教協議会 会長カテケージス「環境問題と福音化」

https://www.cbcj.catholic.jp/2021/0...

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